礼拝演義 悔い改め
 十戒問答 (ゴシック:司式者 明朝:会衆)

 心得よ、おのれの神はこれらいっさいのことを述べおきたり、
わしがおのれの神ヤハウェなれば おのれエジプト しもべにうまれより みちびきいだし神なれば、

 心得よ、おのれぇ わしがかおにわしならぬ神をおくなかれ、

 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝がひとりまことの神なれば、全身全霊ささげあがめんがため、汝ただしき人の道を我にさとからしめよと心得たり。



 心得よ、おのれがため なんも尊像きざむなかれ、
うえぁ天にあれ しもぁ地にあれ かわぞこのうごめきものどもなんもすべてまねるなかれ おがむなかれ つかうるなかれ、わしがおのれの神ヤハウェなれば、おのれをねたみうかがう神なれば、わしをにくむ衆にぁ 子の三四代とつみにむくい わしをいとしみ おきてにつかうる衆にぁ 千代のめぐみにおよばさん
 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝の手になる天と地と海と、生え出づるいっさいのめぐみをば、淫らに貪りこれを神のごとくまつらずに、日に日に汝がいつくしみに頼り生きるを、我祝い過ごさんと心得たり。



 心得よ、おのれが神ヤハウェの名 みだりにくちにするなかれ、
ヤハウェはこの名をば みだりにするもの 罰せずにおかざらん
 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝の功名おのれの振る舞いに合わしくちにせず、おのれを神のごとく振る舞いに興じざらんと戒め、汝我のくちにきよい祈りを与えませと心得たり。




 心得よ、安息日 こころにとめて きよくなせ、
六日のうちぞはたらきて おのれのいっさいがっさい業となせ 七日にすぎれば おのれの神ヤハウェが安息なるぞ おのれも むすこむすめも しもべしもめ かちくやから おのれに住まう客人にいたるも いっさいがっさい なんらすべて業をしずまりかえし ヤハウェが六日のうちにつくられし 天地万物 海山にいたれり よろずのものども七日にかかりて ようようやすみにいたれり
ゆえにヤハウェが安息 これをいわいてきよくなせ
 天の父や、我にあわれみなされぇ、我の性に生きる折々を喜ぶあまり、汝が慈しみ働きなさる世のなりわいを疎んじ、汝の定めし安息を忘れし性なれば、汝のふところに頼りをなし日々の業に遣わしめよと心得たり。




 心得よ、おのれぁちちははをうやまいなされ、
おのれの神ヤハウェがさずけし地の利に おのれがいのちながからんために
 天の父や、我にあわれみなされぇ、父母により汝が与えし我が命、あらゆる命に慈しまんがため、なお粗末とせず、汝が生きとし生ける命をば育む知恵を託しませと心得たり。




 心得よ、おのれぁころすなかれ、
 天の父や、我にあわれみなされぇ、我汝がいつくしみに生き、おのれにたかぶらず、汝が創られしこの世と命をみだらに引き裂くことなからんがために、我が心と手の業を戒めよと心得たり。




 心得よ、おのれぁかしましぅみだらとなすなかれ、
 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝の定めし夫婦の関わりと子宝を祝福し、これを互いに正しく喜び祝うを楽しみとなせと心得たり。



 心得よ、おのれぁぬすみをはたらくなかれ、
 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝が日々に濯ぎゆる恵みに感謝せん、難儀に打ち暮れることなく汝が助けに呼び求めん、はたまた困り果てし人に助けうる志しに生かしめよと心得たり。




 心得よ、おのれぁひとにいつわりをそえるなかれ、
 天の父や、我にあわれみなされぇ、我をあらゆる偽りと憎しみに遠ざけ、あらゆる人の汝がまことに目覚め交わるをもって、汝が平和に至る道に就かしませと心得たり。



 心得よ、おのれぁひとのうちをむさぼりまわすなかれ、
ひとのつま しもべしもめ うしろば いっさいがっさい むさぼり好むなかれ
 天の父や、我にあわれみなされぇ、汝が慈しみ恵みに頼り切り、隣りの家ぞうらやまず、ひたすら汝が道の精進するをもっけの幸いと心得たり。




(共同の祈り)
 天の父や、我の汝が戒めに適わぬこと甚だしい身となれば、
その弱さと罪をあわれみなされぇ、汝が救いの手、大いなる慈しみ、汝が聖なる名により、生まれついた我が罪の僕の性より贖い出されよ。これら神ヤハウェとともに真実なれ、
 アーメン



(赦しの福音)
 神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。
 アーメン





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