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そして多様なファイル(情況)を一括してマネージメントできるとなると、蓄えたコンテンツの整理を母艦に預けずとも、出先で起こった出来事をダイレクトにパームだけで観察、閲覧、伝達したいのが人情というもの。しかし自然現象をリアリティをもって観察し保存する作業は膨大なデータ量と労力を生じる。現場の観察に基づくパームでのマルチメディア・データの取得に関しては、手元に置くことに不便を感じない程度のいい加減のレベルにそこそこ抑えることもテクニックのひとつである。小さなディスプレイでの情報精度のいい加減さを見極める点で、PDAは人を驚かせるようなデジタル製作物で周辺環境を一変するようなアメニティ・グッズではなく、目まぐるしく変化する生活の事態をメモリーし理解するためのジャーナリスティックな道具だと思う。PIM機能はそうした日常を誰でもオーソライズできる最低限の方法を提案しているように思う。以下はマルチメディアの方向性。
1)マルチメディアで感覚的に現象を記録し再現できる
メモ、写真、落書き、音声などのコンテンツで出来事を表現し記憶できる
メール、電話、URLに直接アクセスできるコミュニケーター機能も必須
2)蓄積したデータをプロジェクト毎にまとめて閲覧できる
データをフォルダ内に整理したり、階層的にリンクしたりすることで
異種データ同士の相互関係が一層明確になり緻密な把握ができる
3)コンテンツ入力が簡単にできるハード構成が今後の課題
現象をマルチメディアで観察する手法が機能強化の分岐点になる
カメラ、マイク、通信など機能を詰め込めばその分操作も多く手間取る
しかしこれらのマルチメディア機能を眺めて今更ながら思うのは、かつてのメディアの覇者、電話(ベル研究所)、カメラ(ライカ)、カセットテープ(フィリップス)、電卓(ヒューレット・パッカード)などの機器は基本デザインがものすごくよくできたものだということだ。誰でもわかるスイッチのデザインと配置の簡略性は、グローバル・スタンダードの醍醐味がこの合理性に尽きるという印象を受ける。
【進化する便利度】
思えばパームは電卓以来の発明品か?(CDを忘れとる(^_*)\バキッ)
1920'S
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1940'S
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1964
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1972
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あらゆる歴史的デバイスを呑み尽くそうとするVisorのコンセプト | |||
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パームを個人のジャーナリズムの手腕に合わせてカスタマイズできるアイテムと考えれば、個人の責任において機能拡張のステップを踏めるようなオプションがあればいいと思う。そもそも時系列に沿って物事をマネージメントする手法と並行して、プロジェクトの理念に沿ってデータを配置するようなマルチな思考が、人間の記憶と行動の範囲にふさわしい適当なボリュームに収まっているかどうかの議論は必要かもしれない。案外、人間の思考は二元論の方法に馴染みやすく、白黒の決着の背後にさらに白黒以外の因果関係が潜んでいるという推理小説にも似た筋立ては、その因果関係を突き止めるだけで精一杯になり、次の行動の決定にまで追い付いて行けなくなることも充分に考えられる。何が自分に有益な情報でいつでもすぐに取り出せるようにするべきなのか。。。スケジュール表か、ゲームか、計算機(?)か。。。そうしたポケットの彼岸についても今更ながら考えさせられるのである。そもそもポケットに物を入れるのは両手が他の作業をするためにあるように思う。行動のための思考ツール。はじめはそのように考えられていたようだが、想像の翼の赴くままに思考そのものが次第に複雑になりがちなのは、PDAのパーソナリティの定義がより発展した結果であるようにも思う。
【パームのみる夢】
あらゆるPalmファンの欲望を呑み干そうするクリエの行く末は。。。 | |||
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PDA=道具が人間性に目覚めるそのとき。。。 | |||
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ドラえもんは凄い立派なポケットをもってる。。。でも手のひらの最大の利用目的はどら焼きを食うこと?(^_*)\バキッ
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