●手のひら飾ろう

● ♪ひいらぎ飾ろうファララララランッラ、ランランラン(^_*)\バキッ…頭のなかが一年中クリスマスのようなのを自慢しにきたのではない。

 パームの合理性は、認識率の高いペン入力方法であるGraffitiと、互いにシームレスにリンクするPIM機能であると言われる。が、しかしパームは機能だけでは語れないプラス・アルファな部分が多数存在するのであ〜る。シリコン上に蓄積したデータは紙のように物理的に嵩張らない特徴をもっているため、いつでも同じ使用感を維持することになります。このことはよく製品レビューで「手に持った感じ」とか「ボタンの押し具合」とかの細かい使用感が当然のように記述されていることからも判るように、パームは触感を持ったデジタルグッズとしてもユニークな存在であることを証明されよう。いつも触りながら操作するため、手に馴染んでくるうちに使い方に癖というか愛着が生まれてくるのが何とも愉快である。

 とくにクリエくんのばあいは容姿端麗なアルミボディとは裏腹に無茶苦茶クール(ヒンヤリ冷たい)なので、冬の日は「こんなに凍えて…どうしたんだい?」と心配になるとともに「チベて〜!!(^_*)\バキッ」という風に、使う本人の気分次第で使い心地が激変する。そこで人肌が恋しい…ということでケースの購入と相成り。




●ところでCLIEくんの収納について。ようやくケースが出回りはじめましたがどれにいたしましょう???
意外にT400用のケースって限られているのですわね。
水戸黄門みたいに「控え居らうぅぅ」てな具合のものをひとつ…(^_*)\バキッ

SONY
本家本元のフィット感
XIGMA
機能美あふれるStyle
丑や
手堅い手帖型ケース
甲州印傳 信玄袋
鹿革漆染めの伝統芸能


ということで、わざわざ秋葉原まで遠征して、結局XIGMA殿のケースを購入。それもイエロー…!!
クロクリなら黒やろ〜!!! そう思う人も多いかも知れない。しか〜し!よく見比べて欲しい。



  


 サイドグリップのコントラストがGraffiti部分と液晶部分を明確に分離していて、見た目にどこでなにをするべきかが直感的に分かるのである。(黒はわたしがてきとーに色付けしました。黒のほうが立って見えるのは目の三角でございます。) でも黒のステルス迷彩のような謎めいた雰囲気もス・テ・キ…結局は好みなのだが、秋葉館PDAの店内がほの暗いということも手伝って、実用的なイエローにした次第。この色、思ったよりあざとくなくシックなのも気に入ってる。おもむろに展示品に自分のクリエを突っ込んでも暖かい目で見守ってくれた秋葉館PDAの店員さん。ほんとうにありがとうございました。




●…と言ってる間に梅雨も過ぎて夏になり候。T400のケースもSONY殿やXIGMAちゃんばかりではない。Palm史上記録的な開発スピードの更新に、これまで白い眼で見ていた(白目を上げていた?)舶来の職人もようやく重い腰を上げてきました。
 そこで目を付けたのがアルゼンチンのVAJAというメーカー。2002年ワールドカップでは予選敗退で残念な感じだが、VAJAのケースは革の質感がボリュームいっぱいのビフテキ(→死語)って感じ。Visor用のケースが投げ売りされた頃は空前のインフレ状態で大丈夫か?と思ったが、元気で何よりでござる。バティストゥーダに免じて応援いたそう。本当はT615用なのだが、秋葉館PDAのホームページだとT400でもO.K…だそうなので、今回も遠征して確かめてから購入といたす。秋葉館のお兄ちゃんもBGMでANASTACIA(FIFA公式テーマソング歌手)のアルバムを聴きながら指を鳴らしてノリノリでござんした。



表の情況。茶色と深緑の品が良い感じ。

フタを開けると茶色です。

上からスタイラスの取り出しはGood!

ジョグも後ろは解放気味でよろしい。


 品番724sの色は、V(茶色と深緑のセパレート)、VCH(焦げ茶)、VIK(艶黒)、T(艶消し黒)というバリエーションがあって、今回買ったのはVタイプです。例によってT400の液晶は電源OFFのときにはGraffiti部分と液晶部分との見分けが付きにくいので、私的には「画面はココ」という認識があったほうがいいというのが選んだ理由。T600用ということでフィット感の気になるところ。結果としては本体厚さが13mmから9.9mmに減るくらいなので、ちょっと緩めかな?と思うくらいで意外にピッタリ。問題はジョグのところが背面から浮くと指で押さえにくくなるのと、電源ボタンが凹んでしまうこと。 Backボタンの長押しで電源のOn/Offが設定できるので、まぁ使えないことはない。ジョグ周りを含めて早撃ちガンマンよろしくのポーズ。
 ジョグの上に少々折り目を。

 ジョグ周りは穴の上に折り目を付けてあげると、位置が自然と下がるので指先のガイドにもなって見事解決。電源はケースごと押すとそのまま機能するようで。かといって上面のマグネットがフタを抑えているので、カバンの中で勝手に電源が入っていた…ということもなさそう。ロゴマークの裏にマグネットが潜んでいて、ふんどしのようなズレ落ち防止がない分スマートである。私自身は胸ポケットに入れる習慣はない(しゃがんだときの落下がコワイ)が、液晶を開くタイミングが早く済むため、この辺はいいアイディアだと思う。スタイラスの取り出しも気にならないくらいスムース。

 その微妙なゆるゆる感の副作用はジョグをクリックすると駆体がケースをすり抜けて数ミリ動くこと。もともとクリック感の浅いT400にとってこれはやりにくい。ということで挟みものをすることに。

   

 挟んだのは習字で使うアレでございます。200円くらいかな。右端をちょうどのり巻きのようにくるりと巻いて液晶にはみ出ないようにしてあげると、上にもあがらず下にもさがらずのええ案配でさぁ。これで 1)クリックして右に逃げない。2)上下のもたつきがなくなる。などの効用がございます。うしろのリセット穴を使いたい向きには1cmほどの大きな穴を明けて置くと穴が覗けます。

 このケースに入れるとさすがの黒クリエも普通のパームに見えてしまうのが不思議といえば不思議。多分あのムッチリした絞り出しの曲線が覆い隠されているからだと思う。でもこのケースの出来はほんとうにお洒落。土木屋くんだりでカジュアル過ぎ?…ええでないの。このくらい。




戻る